浦川治造 -うらかわ はるぞう-
1938年北海道浦河郡浦河町生まれの73歳。
山子・解体業等、様々な経験を積み40代で上京。
その後も精力的に働きながら、「東京アイヌ協会」設立や「萱野茂氏を首都圏で支える会」の会長を務め、山梨県大月市の「ポロチセ」・東京都あきる野市の「ポンチセ」そして千葉県君津市の「カムイミンタラ」といった多くの人の憩いのコタン(集落)になるようにと願いを込めた空間作りを行い、現在も新しい事にチャレンジしている。
1938年 北海道浦河郡浦河町姉茶生まれ。
1953年 中学卒業後、就職。
1962年 荻伏の土建会社で働く。
1963年 室蘭で後の妻・文子と出会い、結婚。
1964年 父と2人の甥、治造、妻・文子の5人で姉茶で生活。長女・真喜子誕生。
1967年 次女・正美誕生。
1969年 厚賀で起業するも1977年倒産。
1978年 姉茶で始めたスクラップ屋が軌道にのる。
1979年 再び土木の会社「浦川工業」を起業。
1980年 家を建て直した直後、父・春松が死去。
1981年 妻・文子が脳梗塞で倒れる。
1983年 仕事を求めて上京。
1984年 長女・真喜子と共に、妻・文子を迎えに行く。
1985年 浦川工業を再開。
1992年 山梨県大月市にポロチセを建設。
1993年 アイヌのチプ(丸木舟)作りを始める。
1995年 アイヌ初めての国会議員「萱野茂氏を首都圏で支える会」の会長に就任。
1996年 山梨県大月市にポロチセを復元。「東京アイヌ協会」を設立。
1997年 東京都八王子市で「アイヌ熊ラーメン」を開業。
1998年 東京都あきる野市にポンチセを復元。
2001年 姉・宇梶静江、木彫作家・星野工とともに渡米。アイヌ伝統文化を広める。
2002年 『アイヌの治造』(著:原田詠志斗)出版。妻・文子死去。
2005年 千葉県君津市に「カムイミンタラ」が完成。
現在も多くの仲間が集うこの場所で生活をしている。
2008年 『アイヌ式エコロジー生活』(著:さとうち藍、写真:関戸勇)刊行
宇梶剛士 -うかじ たかし-
1962年東京都出身。
190cmの長身と個性的な風貌でお茶の間でも人気を博し、数多くのテレビ、映画、舞台で活躍する。

主な出演作品は;
テレビ 「未成年」 「古畑任三郎」 「踊る大捜査線」 「ストロベリーナイト」
映画 「お父さんのバックドロップ」 「20世紀少年」 「座頭市THE LAST」 「岳-ガク-」 「ワイルド7」
舞台 「りぼん」 「贋作・罪と罰」 「おかしな2人」 「パンク侍、斬られて候」 「あとは野となれ山となれ」
など。

また、劇団PATHOS PACK を主宰し、定期的に公演を行っている。

弓野恵子 -きゅうの けいこ-
1948年北海道浦河郡浦河町生まれ。
アイヌを封印して生きてきたが、数年前に誘われてアイヌ刺繍・アイヌ語等を習い始めた事により、カムイユカラの奥深さに魅せられる。
現在はその伝承に力を入れ、様々な活動を行っている。

2007年アイヌ語弁論大会でカムイユカラ最優秀賞、2008年アイヌ語弁論大会・アイヌ語弁論部門で最優秀賞を受賞。

本映画出演の遠山サキさんの長女。

<アイヌ古式舞踊> 鵡川アイヌ文化伝承保存会
北海道鵡川のアイヌ伝統芸能の伝承・保存を図る目的で1980年に設立。
積極的に伝承活動を行い、1986年には伝統的儀式「シシャモカムイノミ」(シシャモを迎える儀式)を始める。また鵡川に伝わる独特な古式舞踊に「フッサヘロ」がある。
1994年に、国の「重要無形民俗文化財保護団体」に指定され、その事績は道内外に高く評価されている。更に2010年6月には、「ユネスコ無形文化遺産」の「人類の無形文化遺産の代表的な一覧表」に記載された。
他出演者の皆さん
榎本真喜子 / 引地正美 / 内野 智 / 結城幸司 / 高橋義雄 / 大野 遼 /
橘 守 / 向井寅男 / 遠山サキ / 佐々木貞好 / 矢部 誠 / 伊東信行 他
<監督> 小松秀樹 -こまつ ひでき-
1970年千葉県生まれ。
映像制作会社を経て、フリーランスとして活動。
映画プロモーション、ミュージックプロモーション、博覧会や常設展示施設のシアター、広告・販促プロモーションの映像演出等を手掛ける。
2008年企画・演出から編集までの制作部門と、3DCG・VFXを行うCG部門からなる映像制作会社「株式会社サイクロイド」を設立。
フリーランス時代からの様々な分野における映像演出の経験を活かし、今作で監督を務める。

株式会社サイクロイドHP:http://www.cycloidinc.jp/
<音楽> 岳人山 -がくじんざん-
1958年福井県生まれ。
幼少の頃より尺八・クラリネット・電子オルガンを演奏。
1980年都山流尺八愛媛県コンクール1位受賞。これより3年連続優勝。1981年四国尺八コンクール1位受賞。
これより3年連続優勝。1986年都山流尺八大阪府コンクール1位受賞。都山流尺八全国コンクール金賞受賞。文部大臣賞受賞。
1984年ウィーン国際音楽祭参加。これ以降、旧ユーゴスラビア・オーストリア・イタリア・イギリス・アメリカ・インドネシア・オランダ・台湾・中国・韓国・ウズベキスタン等各国にて尺八演奏をする。
1998年石川さゆりと「長良の萬サ」で共演。2004年正倉院復元楽器「排簫」の演奏開始。
2008年胡錦涛中国主席の御前演奏を担当する。
2011年東日本大震災の被災地で行なわれたボランティアの炊き出しで、浦川治造氏と出会う。
現在はCM音楽、レコーディング、演奏活動、作曲、大学での講義、尺八指導にあたる。

岳人山HP:http://www015.upp.so-net.ne.jp/gakuzinzan/

<題字> 塩川素子 -しおかわ もとこ-
1967年横浜生まれ。
6歳より書塾に通い、数々の公募展で入賞、受賞。
商業書道家として活動後、2000年を機に「文字工房・素(shiroki)」を設立。
大型展示会のタイトルをはじめパッケージや店舗VI等広範に制作。
個展に限らず、アートとしての書作品も手がけ常に自由な発想での制作を心がけている。
海外では墨を使用したビジュアルアーティストとして活動し、コレクターも年々増えている。
また、ジャンルを超えたアーティストとのコラボレーションにも参加。
アメリカの日本食レストラン「TAKO GRILL」にて書作品の展示。
韓国のアーティストとのコラボレーション等、作家活動の範囲を広げている。

塩川 素子HP <文字工房・素(shiroki)>:http://www.sho-shiroki.com/mojikobo/
企画:さとうち 藍 / プロデューサー:長谷川京子・田中美知太郎
ラインプロデューサー:今泉吉明 / 撮影:小松秀樹・長谷川京子・曽我重善、
森谷 博 / 制作進行:木庭陽子 / デジタル映像処理:今泉吉明・金井雄一郎
<アイヌ舞踊撮影>撮影:輿石貴夫(テイクファイブ) / VE:横山貴生
照明:森浦良太 / 特機:ムービーングワーク
構成・編集:小松秀樹
MA:アートプラザ / 整音技師:菱山和良 / 整音助手:千田庸子
アイヌ語訳:大野徹人 / 英語訳:ロニー・ディンエバソン(AINU PRIDE PRODUCTIONS)
WEBデザイン:カナイユウイチロウ / イラスト:sayo

製作:カムイと生きるプロジェクト/CYCLOID INC.
宣伝・配給:株式会社サイクロイド

Copyright (C)2011 CYCLOID INC. All Rights Reserved.