映画「カムイと生きる」 舞台挨拶レポート
日付: 2012年3月24日(土)〜30日(金)
劇場: 吉祥寺バウスシアター
2012年3月24日(土)

映画「カムイと生きる」が、カムイミンタラでの完成披露試写会や、北海道での先行上映を経て、いよいよ劇場公開初日を迎えました。

場所は、東京の吉祥寺バウスシアター。

天気はあいにくの雨でしたが、たくさんの方に来場していただきました。

初日は立ち見が出るほどの超満員。

上映終了後の舞台挨拶には、治造さんと、映画「カムイと生きる」で音楽を担当されている尺八奏者の岳人山さんが登壇。

そして、急遽登壇が決まった俳優の宇梶剛士さんが登場。

渡された花束を手に、一人ずつご挨拶。

尺八奏者の岳人山さんによる、映画「カムイと生きる」テーマ曲の生演奏。

尺八の美しい音色が場内に響き渡りました。

治造さんと宇梶さんも、岳人山さんの素晴らしい演奏に聴き入っていました。

最後にもう一度、治造さんからご挨拶があり、初日のイベントは無事終了。

短い時間でしたが、充実した舞台挨拶となりました。

舞台挨拶後も、劇場前にて来場者の方とお話をしたり、サインや写真撮影にもにこやかに応じる治造さん。
人だかりは絶えることなく、大人気でした。
お忙しい中、駆けつけてくださった、ゲストの岳人山さんと、宇梶剛士さん。
2012年3月25日(日)

二日目も本当にたくさんの方に来ていただきました。

この日の舞台挨拶は、治造さんと、、映画「カムイと生きる」でも、たくさんの印象的なエピソードを語っていただいている俳優の内野智さんです。

以前、治造さんが興した浦川工業で働いていたこともある内野さん。

挨拶の後、お二人によるトークショーが行われました。

昨年のカムイミンタラでの試写会以来の再会となったお二人。

真面目なお話から笑い話まで、話題は尽きません。

そして、お二人に呼ばれて、客席から「さだやん」こと佐々木貞好さんが飛び入りで登壇。

映画でも楽しいお話を聞かせてくれた佐々木さんは、治造さんとは古くからの仕事仲間で、内野さんの先輩でもあります。

三人から、映画でも紹介しきれなかった浦川工業時代の楽しい思い出話を聞くことができました。

2012年3月29日(木)

公開6日目。

3回目の舞台挨拶には治造さんと、弓野恵子さんが登壇。

弓野さんは、映画「カムイと生きる」でアイヌ語ナレーションを担当しています。

映画ではアイヌ語ナレーションの他に、カムイユカラというアイヌの謡も披露してくれている弓野さん。

この日は、アイヌの楽器「ムックリ」の生演奏。

映画のオープニングでも流れる、独特な音色を持つ楽器です。

ムックリ付きの鑑賞券や、会場でムックリを購入された来場者の方に、弓野さんが直々に鳴らし方をレクチャー。

そして、上手に鳴らせた方には、治造さんから直筆サイン入りの原案本「アイヌの治造」をプレゼント。

皆さん真剣にチャレンジされていました。

舞台挨拶終了後、会場前でパンフレットにサインをする治造さん。
長蛇の列ができていました。

弓野さんは、ムックリのレクチャー。

皆さん思い思いに、映画の余韻を楽しんでおられました。

2012年3月30日(金)

バウスシアター最終日です。
平日にも関わらず、本日も客席は満員となりました。

最終日の舞台挨拶は、治造さん、長女の真喜子さん、次女の正美さんの親子3人です。

正美さんから、治造さんと真喜子さんに花束が贈られて、まずは一人ずつご挨拶。

父である治造さんへの想いや、原案本「アイヌの治造」が出版された頃から、映画「カムイと生きる」が完成した現在までのお気持ちを語る真喜子さんと正美さん。

お二人の言葉をじっと聞いている治造さんが印象的でした。

家族の絆が感じられたトークショーとなりました。

最後に治造さんからご挨拶があり、バウスシアターでの映画上映・舞台挨拶などすべてのスケジュールが無事終了しました。

期間中、ご来場くださった皆様、誠にありがとうございます。

3月24日から一週間、連日、本当にたくさんの方にご来場いただき、
映画「カムイと生きる」を観ていただくことができました。

今後も東京をはじめ全国で順次公開いたします。

お近くの劇場で上映の際には、皆様、ぜひお越しください。

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